凧ー産経新聞 朝の詩よりー

 曽野綾子さんの『なぜ子供のままの大人が増えたのか』
 という本の中で
 この詩が紹介されていた

 産経新聞に掲載されている「朝の詩」の愛読者である
 曽野さんは
 宮川優さんという方のこの詩に
 “文学的な気分を離れて
 強烈な社会的な意味にうたれた”と書く

 その詩
 “凧が空高く飛べるのは
 誰かが糸を
 引っぱっているから
 でも凧は
 その糸さえなければ
 もっと自由に
 空を飛べると
 思っている
 その糸がなければ
 地上に
 落ちてしまうのも
 知らずに”

 <自由>とは何かを示唆した詩と言える

 曽野さんは
 “自由とは
 自分がしたいことをすることではなく
 するべき義務を果たすことだ”と書き
 “逆説的だが
 人間としての義務に縛られてこそ
 初めて凧は悠々と悲しみと愛を知って空を舞う”
 と自身の考えを述べている

 なるほど
 <凧>に例えれば
 そうとも言える

 しかし
 必ずしも
 <その糸がなければ
 地上に
 落ちてしまう>とも言い切れないのではないか

 ごって丑のへそ曲がり・・
 私はそう考えてしまう

 地上に落ちること<人生の終末「死」>は
 誰にも訪れる
 いつまでも引っ張り続けられるものではないと

 へそ曲がりの論理はこれまでにしておきましょう045.gif

 曽野さんの本の続きはこうです
 “凧の糸は
 失敗 苦労 不運 貧乏 家族に対する扶養義務
 自分や家族の病気に対する精神的支援
 理解されないこと 誤解されること などのことだ 
 それらは確かに自由を縛るようには見えるが
 その重い糸に縛られた時に
 初めて凧は強風の青空に昂然と舞うのである”

 曽野さんの本もう少し読んでみようか013.gif
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by hai-toku | 2011-09-30 11:42 | 注目 | Comments(0)