カテゴリ:旅行記( 38 )

 乳首

 パリのルーヴル美術館にこの絵がある
 
 思わず立ち止まり
 その絵を見る
 
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 右側の女性が左側の女性の乳首を摘んでいる

 一体何のために・・
 無表情な顔
 二人ともこっちを見ている

 いや二人の見つめている先は別だ

 この絵
 「浴槽のカブリエル・デストレとその妹」
 そんなタイトルが付く

 そもそもカブリエル・デストレとは何者なのか?
 フランスの国王であったアンリ4世が愛した女性
 といってもよく分からない

 どんな時代であったのか
 どんな人生を歩んだのか
 何一つ知らない

 カブリエル・デストレの隣りで
 彼女の乳首を摘まんでいるのが妹だ
 何のために摘まんでいるのか
 その表情からは察することができない

 よく見るとカブリエル・デストレは
 左の手に何かを持っている
 “ゆびわ・・指輪だ!!”

 この指輪と乳首を摘まんでいる行為の間に
 何かしらの意味があるのだろうか・・?

 それにしても一体何を考えているのだろうか
 二人の表情からは何も読み取ることができない
 不思議な表情だ

 それに二人ともさほど大きな乳房ではない
 官能的な女性ではない
 アンリ4世の好みのタイプなのだろうか

 怪しげな絵
 浴槽の中だから裸でいるのは不自然ではないが
 何のために・・・?

 カーテンが開いて
 まるで芝居が始まったかのようでもある
 後ろの人影は・・と

 迷路に入り込んだような気分になる
 それが立ち止まった理由なのだろうか
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by hai-toku | 2015-10-03 11:25 | 旅行記 | Comments(2)

ローマ

 「すべての道はローマに通ず」とは
 よく言ったものだ

 ローマ帝国
 欧州いや欧州だけではない
 広く世界を支配した帝国

 各地に設けられたローマ街道を通って
 人が文化が芸術が
 そして技術が
 ローマに集まった

 そのローマにやってきた

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 街そのものが歴史の中に在る

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 ローマの街を歩きながら
 目を凝らして眺める
 歴史を感じる街
 それがローマだ

 コロッセオにやってきた

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 いにしえの姿を伝える建物
 想像する

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 多くの市民が集まり熱狂する姿
 何故にそれほど狂喜するのか

 「スパルタカス」という映画があった
 奴隷の反乱
 いや抵抗の物語
 人間が求める自由への渇望

 映画「ベンハー」の舞台にもなった
 それはコロッセオではなかったか・・
 いろんなことを想像する

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 この建物は
 オードリヘップバーンの「ローマの休日」に
 出てきた建物ではなかったか・・

 ローマの休日といえば
 サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の
 「真実の口」を思い出す

 「うそつきが手を入れると食べられてしまう」
 という伝説

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 もう再び訪れることはないだろう
 感傷にひたりながら
 ローマでの夜を過ごす

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by hai-toku | 2015-03-13 12:19 | 旅行記 | Comments(0)

ヴァチカン市国

 世界で一番小さな国
 ローマ法王が治めるカトリックの総本山
 ヴァチカンを訪れた

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 サン・ピエトロ大聖堂の前の広場
 楕円形に広がる
 17世紀にベルニーニという人が設計したという
 
 大聖堂を訪れる信者を抱くような
 そんな形をしている

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 大聖堂の回廊の上を眺めれば
 聖人像が並ぶ
 
 カトリックの総本山
 ローマ法王がおられるヴァチカンの大聖堂だ
 ラファイエロやミケランジェロといった
 著名な芸術家たちが建築設計に関わったという

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 クーポラと呼ばれる
 中央の大きなドームはミケランジェロの設計
 多くの人たちがその下を行き交う
 祈りを捧げる人たちもいる

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 大聖堂の入口の傍らに
 スイス人の衛兵が
 身動きもせず立つ
 鮮やかな色の制服が映える

 とうとうローマにやってきた


    
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by hai-toku | 2014-11-29 10:51 | 旅行記 | Comments(0)

アマルフィ海岸

 細い曲がりくねった山道
 切り立った崖の上を車は走る

 時たま警笛を鳴らし
 対向車に道を譲るよう合図しているのか
 そう思えるような道幅だ

 アマルフィ海岸沿いのこの道路は
 非常に狭く
 車が曲がるたびに
 体が左右によく揺れる

 「酔いそう 気分が悪くなる」
 そう言う声も聞こえる


 この景色を見たら
 そんなことも忘れてしまう程だ

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 歓声が上がる

 ポジターノ展望台からの眺めは素晴しい

 アマルフィ海岸に着く
 どうだ この景色

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 山の斜面に白壁の建物が並ぶ
 急勾配の斜面は海に迫り
 その中に溶け込んだように段々に重なって
 建物が在る

 海には船が浮かぶ
 「世界一美しい海岸」と言われるのも
 分かる気がする

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 アマルフィの賑やかな通りを歩く
 特産品のレモンを扱った商品を売る店
 土産物や陶器の店などが道の両側に並ぶ

 広場から
 この通りに入る入口近くには
 ドゥオモが建ち
 この地が海運で栄えた頃の威容を
 今に誇っているような姿だ

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 曇り空であいにくの天候だったが
 それでも
 何とか雨は降らず
 アマルフィの散策を楽しむことができた

 この景色
 しっかり目に焼き付けておこう

 ・・

「1 1 1 1 1 1 1 1」
 電話の表示板にこんな数字が並ぶ
 今日は11月11日
 時刻は11時11分
 
 こんなことも発見!

 キラキラと目を輝かす
 そんなときって
 どんなとき
 きっと何かを発見したとき
 きっと何かに感動したとき012.gif

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by hai-toku | 2014-11-11 11:52 | 旅行記 | Comments(0)

ナポリ

 「この世の楽園」
 彼のゲーテにそう言わしめたナポリ
 生涯に一度は訪れてみたい街
 そしてcanzoneで歌われているナポリ
 サンタ・ルチアも目の前に見える

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 何とも美しい景観だ
 遥か向こうにヴェスヴィオ山が見える

 このナポリは世界3大美港のひとつと言われるが
 その評価には納得できる
 いつまで見続けても飽きない
 この眺望をどんな<言葉>で伝えることができるだろうか

 「ナポリを見て死ね」
 古くから人々によって言い伝えられた<言葉>どおり
 百聞は一見に如かずだ

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 サンタ・ルチア港に突き出て卵城が在る
 その城の手前で
 夏の太陽の光を浴びて
 若者たちが泳ぎを楽しんでいる

 一人の若者が飛び込んだ
 その姿を見つめる者
 次に飛び込もうとしている者
 若者たちは思う存分夏の一日を満喫している様子だ

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 このナポリの港からは
 イスキア島やカプリ島が見える
 カプリ島は「青の洞窟」で有名なところだ
 船で一時間ほど

 そのカプリ島に向かう
 ナポリの対岸のソレントも見える
 この日は小雨が降るあいにくの気象条件
 そのせいなのか揺れが大きく
 そんなに波は高く感じなかったのに意外だった

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 カプリ島に着いた
 小船やボートが港に並んでいた
 あの船に乗り換えて本来なら「青の洞窟」に向かうのだろうが
 「波が高く行けません」とのアナウンス
 <残念でした・・002.gif>
 
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by hai-toku | 2014-10-19 11:49 | 旅行記 | Comments(0)

ポンペイ

 ずっと昔に廃墟となったまち
 ヴェスヴィオ火山の噴火によって一瞬にして
 埋もれてしまったという
 そのまち
 ポンペイに着いた

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 ヴェスビィオ火山が見える
 あの位置にある火山が爆発して
 このポンペイのまちを廃墟にしてしまうとは・・
 驚くほかない

 貴族や奴隷という身分や
 大人と子ども 男と女という区別もない
 ありとあらゆるもの
 このポンペイのまちに存在した生き物や建物
 すべてを
 覆い尽くした

 その凄まじいこと
 恐ろしいこと
 
 1748年に再発見されてのち
 発掘が続けられ
 当時のポンペイのまちの様子や
 生活ぶりが
 徐々に分かってきた

 その遺跡を歩く 

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 西暦79年という時代
 その頃すでに水道も敷かれていた
 その跡もある
 浴場や娼婦の館などの建造物や
 劇場の跡もある

 その当時のポンペイの暮らしが想像できる 
 遠い遠い昔の頃が

 この石畳の道に馬車も走ったという

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by hai-toku | 2014-10-08 18:10 | 旅行記 | Comments(0)

フィレンツェの街はミュージアム

 ウフィッツイ美術館からドゥオモや鐘楼が見える

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 今度は街を歩いてみよう

 美術館を出ると
 すぐそこにシニョリーア広場がある
 大勢の人だ
 周りを見渡す

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 何とも見事な彫刻が立ち並ぶ
 ここはフィレンツェの街の中心地の広場だったのだろう
 この地を治めたメディチ家の栄華が見て取れる

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 ダヴィデ像の凛々しいこと
 
 その時代を想像する

 ドゥオモやサン・ジョバンニ洗礼堂などの建物は
 どっしりと堅固でしかも雄大である
 富と権力の象徴なのか

 これらの建物が建てられた時代のフィレンツェの街は
 言わば世界の中心
 活況に満ちていたことだろう

 ストロッツィ宮殿の向い側には
 道を挟んでグッチやプラダ ブルガリなどの
 有名ブランドが並ぶ

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 全く縁のない店ばかりだが
 その雰囲気だけを感じて歩く

 フィレンツェの街の歴史を感じ
 ゆっくりと歩いて旅の醍醐味を満喫した
 いよいよ明日は
 サンタマリアノヴェツラ鉄道駅から
 ユーロスターイタリア(イタリア新幹線)に乗って
 ナポリに向かう

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by hai-toku | 2014-09-30 11:32 | 旅行記 | Comments(0)

ウフィッツイ美術館

 美術館に入る
 サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」に
 まず圧倒される

 開かれた貝の上に立つヴィーナス
 その表情 そのポーズ
 その髪は風の神の吹く風に揺れている
 女神がヴィーナスを祝福しているように見える

 お気に入りの作品を紹介しよう

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 「トンド・ドーニ」
 ミケランジェロ・フォナッローティの作品だ
 聖母マリアとイエスの周りに
 聖ヨセフや聖人が描かれている

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 「ヒワの聖母」
 ラファエロ・サンツィオの作品
 慈愛に満ちた聖母が子どもたちを見守る
 安心しきった様子の子どもたち
 人間世界のあり方を示したものか

 そして
 「ウルビーノのヴィーナス」

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 この作品にも足を留めた
 ティーツィアーノ・ヴェチェッリオの作品
 ウルビーノ公爵の依頼で描かれたのでこの名が付いた

 ヴィーナス
 その右手にはバラの花
 バラは愛を象徴するというが
 顔を合わせると
 ヴィーナスの視線からは逃れられない
 人を誘惑する刺激的な作品だ

 館内の廊下の窓からアルノ川を眺める
 ヴェッキオ橋
 その橋にかかる回廊が美しく光っているように見える

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 フィレンツェ
 トスカーナのこの山のどこかで 
 フィレンツェで山暮らしをされているchihoさん一家が
 お住まいになっている
 ブログでは拝見させていただいているが・・と
 バスの中で周りを見回した
 「フィレンツェにやってきました001.gif

  
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by hai-toku | 2014-09-28 11:14 | 旅行記 | Comments(0)

フィレンツェ

 フィレンツェの南東にある小高い丘から
 街を眺める
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 よく見える
 一際高い鐘楼やドゥオーモ
 ヴェツキオ宮殿
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 あの川はアルノ川
 橋も見える
 一番前に見える橋は有名なヴェツキオ橋ではないか

 この丘
 ミケランジェロ広場の中央に
 ミケランジェロのダビィデ像が立つ
 さすが芸術の街とわくわくする

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 ヴェツキオ橋
 この橋には(ヴァザーリの)回廊があり橋の両側には宝石店などが並ぶ

 橋から川を眺める
 すぐ側に
 ウフィッツィ美術館がある

 この地を支配したメディチ家が収集した
 レオナルド・ダ・ヴィンチや
 サンドロ・ボッティチェリ
 ティツィアーノ・ヴェチェッリオらの 
 絵画などの作品を見ることができる
 
 メディチ家は多くの芸術家を庇護し
 その富によってルネッサンス芸術を開化させたのだ

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 メディチ家の歴代の肖像画が並ぶ

 「我邦ノ近来 多ク西洋ヲ認メテ 簡易ト見做シ 従来ノ稍明カナルモ
 之ヲ廃棄シテ 自ラ以テ開化トシ 文明トスルモノアリ
 殊ニ知ラズ 是反テ文明ニ背テ走ル所ナルヲ」

 明治政府が初めてアメリカやヨーロッパに
 派遣した使節団の一人
 久米邦武の『米欧回覧実記』にはそんな<言葉>が記されている

 
 久米は このウフィッツィ美術館にも訪れていた
 “壁にかけられた過去の名画を懸命に模写する若い芸術家たちに
 目を留めている”
 ドナルド・キーンさんは『続 百代の過客』という著書の中で
 久米について そう綴っている

 そのウフィッツィ美術館に今自分は来ているのだ
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 さらに進む
 壁に掛けられた絵 並ぶ彫刻
 天井画に目を奪われる   
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by hai-toku | 2014-09-08 12:07 | 旅行記 | Comments(0)

ゴンドラに乗って

 サン・マルコ大聖堂と並んで
 ドゥカーレ宮殿がある
 ヴェネツィアの政治の中心場所
 代表者たちが集まって国の行く末を論議したとか

 その建物の内部の壁画や天井画に目を見張る
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 階段を上るときも
 思わずその豪華な天井画に見惚れてしまった

 「天国」と「地獄」
 最後の審判
 その壁画には
 死後に人々がどんな世界に振り分けられたか
 どんな運命を辿るのかが描かれている

 「汝は何れか・・天国か それとも・・」と
 壁画の前に立つ個々の人に
 問いかけているようにも思えた

 建物の内部には石牢があって
 そこは冷たく光も差すことはない
 「ため息橋」
 そう呼ばれる橋がある
 この橋を渡ると
 再びこの世に戻ることはできないという橋
 刑場に引かれて行く囚人の<ため息>が聞こえたという
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 ゴンドラに乗って運河を巡る
 カンツォーネを歌う歌手とアコーディオンを奏でる人が同じゴンドラに乗り込み
 見事な歌を聴かせてくれる
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 ゴンドラの進む前に
 リアルト橋が見える
 昨晩見たときとは別の趣がある

 
 ヴェネツィアといえば
 カーニバル 謝肉祭でも知られている
 そのときに付ける仮面を売る店があった
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 仮面で身分を隠して無礼講でカーニバルを楽しむ
 それにしても何と華やかで人目を引く仮面なのだろう
 <熱狂>と<興奮> 
 仮面によって人々はカーニバルの間中
 酔い痴れたのだろう

 ヴェネツィア
 その魅力は十分語りきれない
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 <もう一度訪れてみたい>
 そんな思いを抱きながらヴェネツィアのまちに別れを告げた 
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by hai-toku | 2014-08-22 12:15 | 旅行記 | Comments(0)

学生時代の同人誌のタイトルです             


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