あ~インタナショナル(4)

 ぼくはくたひびれた服を着ています
 いつもこの服です
 しわくちゃでよれよれの黒ずんだブレザー
 ぼくは大変ぶかっこうです
 そして・・・いや
 そんなことはどうでもよいのです
 ぼくは少々怒ったようです
 ぼくは今
 自分がマジック・ミラーの前に立っているかを
 確かめる必要があるのです
 ぼくのメガネがこわれていないのなら
 もう一つ大切なことは
 このマジック・ミラーが鏡としての役割を十分果たしているのなら
 ぼくは今ここに存在しているのです

 ぼくは自分を映してみることができました
 それからぼくは恐る恐る左足をあげてみました
 ぼくはもう一度マジック・ミラーをみて
 ひと安心しました
 鏡の主も足をあげていましたから
 そして
 ぼくはおもいきりそのあげた足を
 地面にたたきつけました

 「ガーン」という大きな反響がぼくの耳にひびきました
 ぶさいくなことに
 ぼくはおもいきり足を地面に着こうとして
 足元の小石につまづいて
 ぼくは前にあるマジック・ミラーに
 これまたおもいきり頭をぶつけたのです
 幸いなことに
 マジック・ミラーはぼくの鼓膜を破らんばかりの音をたてただけで
 こわれませんでした
 その代わりにぼくの頭がぷっくりとふくれています
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by hai-toku | 2011-07-27 08:57 | 童話でない童話 | Comments(0)