人間宣言

 先日
 筑紫哲也さんと話をしていたときに
 西光さんがお書きになった水平社宣言
 これは日本の人権について書かれたいろんな文章があるけれども
 そのなかでいちばんすばらしい文章だろうということで意見が合いました
 
 で
 水平社宣言のいちばん最後に
 「人の世に熱あれ
 人間に光あれ」という
 あの言葉の重さを考えようと筑紫哲也さんと話していたんですね

 このときに「人間」を「にんげん」でなく
 「じんかん」と読むべきではないかという話になりました
 「時間」「空間」の「かん」です
 たしかにお経では「じんかん」と読みます

 西光さんはお寺の出ですから
 「人」と「人間」を「ひと」と「じんかん」に書き分けたのではないか
 人と人との間
 つまり“すべてのものに”という意味です

  <『人間宣言』 住井すゑ 永六輔著より>
    光文社 知恵の森文庫版 23ページ
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by hai-toku | 2011-10-31 14:02 | 気になる言葉 | Comments(0)