田中耕一フェロー

 田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞したのは2002年のこと
 あれからもう随分年数が経つのですね
 
 たんぱく質の新解析法の開発が評価されたとか
 「21世紀の生命科学のかぎを握るたんぱく質など生体高分子の
 質量や立体構造を解析する方法を開発」したことが評価された
 ということらしいが
 何のことやら凡人にはさっぱり分からない

 当時田中さんは
 京都にある島津製作所分析計測事業部
 ライフサイエンス研究所の研究員
 まだ43歳という若さ

 はにかんだ表情で記者会見した様子が印象的で
 今でもその表情は鮮明に覚えている

 「間違えてグリセリンの液体を
 コバルトの微粉末に落としたところ
 大きい分子の親イオンが偶然観測できた
 ひょうたんから駒の発見でした」と
 発見のきっかけを話している

 ノンフェクション作家の山根一眞さんとの対談
 (『挑戦と失敗と発見と』)では
 「自分の能力の100%を狙っても
 ときには失敗して落ち込む
 次は90%を狙ってもそれも失敗すると
 さらに目標が小さくなる
 だからといって200%を狙うと
 失敗ばかりです

 そこで110とか120%を狙うんです
 すると
 たまにはできるんですね
 それを繰り返して
 少しずつ伸ばすことを積み重ねると
 いつの間にか120%が当たり前になると思うんです」
 と語っている
 
 さすが田中さんの<言葉>である

 ノーベル化学賞の受賞記念特別講演(『生体巨大分子を量る』)では
 「将来はソフトレーザー脱離イオン化法を使い
 1滴の血液から数百の病気を調べる装置を作りたい・・」
 とそんなことを話されていた

 とっくの昔に忘れていたが
 その話が今回の
 <病気に特有のたんぱく質を
 従来の100倍以上の感度で血液から見つけ出す技術の開発>
 に繋がるのですね

 フェロー(共同研究者)となった田中さん
 今回の開発を
 「病気の早期診断
 抗体を用いた薬開発に結びつく技術」と説明されていましたが
 たった1滴の血液で病気の診断とは・・

 ノーベル医学賞に値するのではないですか038.gif 
 凄いですね!!
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by hai-toku | 2011-11-10 13:52 | 注目 | Comments(0)